イエネコの起源

私たちの身近にいる猫は”イエネコ”と呼ばれます。

イエネコのDNAを調べれば進化の道筋を知ることができます。

獲物を狩る習性のあるネコがなぜ人間に飼われるようになったのでしょうか。 


私たちは中東、アジア、アフリカ世界各地に出向き、ネコのDNAサンプルを採取しました。 

カリフォルニア大学獣医学部 レスリー・ライアンズ教授→私たちは中東、アジア、アフリカ世界各地に出向き、ネコのDNAサンプルを採取しました。 そしてDNAの特徴を分類した結果”イエネコ”の祖先を特定したのです。

研究によってすべてのイエネコの祖先はリビアネコと言われるヤマネコの一種であることが分かりました。

およそ一万年前ヤマネコの一部が人間のそばで暮らし始めイエネコのの祖先となりました。

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私たちが町で見かけるネコとほとんど同じですね。一回り大きい感じかな。

イエネコの祖先は現在のイラン、イラク、シリアの辺りにいたヤマネコでした。

「肥沃な三角地帯と呼ばれ、人類が早くから農耕を始めた地域です。

農作物を貯蔵しはじめると、家の周りにネズミが増えます。

おそらくネコは獲物であるネズミを求めて近づいてきたのでしょう。」



そのうちに誰かの膝の上にヒョイと飛び乗ったのかもしれません。


ネコが他の家畜と違うのは自ら人間に近づき共に暮らし始めた点です。

ネコたちの方が人間をしつけ自分たちの世話をさせているのかもしれません←あるある


自然界の捕食動物でこれほど人間と親しくなったものは、ほとんどいません。


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ネコには優れた適応力が備わっているのです。

狩りの本能を持ちながら人からエサをもらうことに慣れ、人との接触や自然界とは異なる騒音にも適応しています。 
 
とても柔軟な適応力です。素晴らしい!


ネコは人間に適応したばかりでなく人間のそばにいるのを好んでいるようです。

野生のネコは少しづつ人間と打ち解け、自然界にいた時とは異なる環境や役割に適応してきました。

私たち人間はネコとの出会いによって何を得たのでしょうか。


人とネコは相思相愛?

あるキャットショーの会場では200匹以上の様々な品種のネコが参加しています。
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メインクーン:大型のネコです。性格は犬のように飼い主に忠実。

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スコティッシュフォールド:お耳が折れてます

人が猫に惹かれる理由は様々です。

人間の好みによって改良を重ねられてきた現代のイエネコは姿ばかりでなく性格も様々です。


ネコを喜ばせることに夢中の人々。

ところで、ネコの方も驚くべき方法で私たちを喜ばせようとすることがあります。


ある飼い猫のマイロは家族に贈り物をします。

「ほかの兄弟にはないマイロだけの独特の習慣です。外に出ると必ず長い葉っぱを持ち帰るんです。

そして私たちに見せようと大声で知らせます。」


飼い主にお土産を持ち帰る猫は少なくありません。

ヘビを持ち帰るネコも・・・。

これはネコの愛情表現なのでしょうか?


実はネコのこうした習慣は野生時代の名残にすぎません。

捕った獲物を人に見せるためではなく、自分の巣に持ち帰ってるんです。

自然界のネコ科動物が食べ物を仲間に持ち帰るのと同じです。

イエネコの誕生からおよそ1万年。

その間ネコは人との付き合い方を学び続けてきました。

人との絆を築く学習は生まれた瞬間から始めなくてはなりません。


生後数週間の時期に人と触れ合ったかどうかがネコのその後を左右します。

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あまり人に接しなかったネコの中には問題行動をおこすものもいます。

小さいうちに人に慣れていなかったことが原因です。

早いうちに人と触れ合うことが人とネコの関係を築くカギですが、子ネコは最初っから人間を好きなわけではありません。




甘えの行動の理由

一見人間になついているような行動も、その理由はちょっと違うようです。

ネコが人の膝の上に座るのは子ネコ時代に戻る一種の退行です。

母ネコに体を温めてもらってた時のように人の膝で暖をとっているのです。

一種の退行とみられる行動は他にもあります。

ネコがあなたに揉み手をするのはあなたを母ネコのように思っているからです。

お乳を飲む際、前足でもんで母乳を出そうとした時の名残なのです。

撫でられるのが好きなのも幼い頃と関係があります。

ネコは人間に撫でられると母ネコの舌になめられているように感じるようです。

子ネコの頃に感じた母ネコの舌の感触がよみがえるのでしょう。 

哲学の道にいた猫

喉をゴロゴロ鳴らす理由は?

ネコが喉を鳴らすのは本来、母ネコと子ネコの間だけの事です。

それ以外で行うのははやっぱり一種の退行です。

子ネコは母親だけに聞こえる音でコミュニケーションをとる必要があります。

ほかの動物に音が聞かれたら襲われますからね。

あなたのネコがゴロゴロ喉を鳴らしているとしたら、それは母ネコと一緒いるときの気分に浸っている、しるしです。

私たちはネコの相手をしながら、知らず知らず飼いネコを子ネコに引き戻しているのです。

お布団の上でぐっすりお休み猫  

サインで”意思”を伝える

飼い猫はよく鳴きます。

飼い主に対して20種類以上の鳴き声を使い分けていることもあります。

ネコが鳴くのは仲間同士でいる時より人間といるときの方が多いんです。

実際ネコは人間に呼びかけるために鳴くようになりました。

人間の反応を引き出そうとしているんです。

ネコにとって人の家は騒がしい場所です。

ネコは人間がおしゃべりな動物だと認識しています。

人の家で暮らすネコは何かを主張するときは叫ばなくてはいけないと知り、ニャーという鳴き声の音量を上げます。

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  ニャーという音で注意を引きエサをくれと鳴くのです。

鳴いても効き目がない場合、さらなる行動に出るネコもいます。

自分でドアを開けるネコもいますね。

ネコと人間はある種のコミュニケーションを取れるようになりました。

よくネコ同士が尻尾をピンと立てて挨拶していますが、これとよく似たことを人間もネコとしています。

私たちがネコの目線に合わせて体を下げると、おろした腕がちょうど挨拶のしっぽ代わりになります。

このようなちょっとしたしぐさで、ネコは人間からの挨拶を理解しているのです。

ネコもまた人間に体で様々なことを人間に伝えています。

行動のパターンやサインを知ることは大事です。

目や耳の動き、尾の振り方など全てです。


  タイガークリーク野生動物保護施設で・・・。

このトラは小さいときにペットとして売られました。

1トラ

「ある男性がトラの爪を全部抜き取ってしまえば、自宅でも飼えると思って購入したのです。

でも大きくなるにつれて手に負えなくなってきました。


不安になった飼い主は手放そうとして処分先に困り、私たちに委ねたのです」



 この施設にはこのトラの他に、保護されたライオンやピューマ、ボブキャット、ヒョウなどがいます。

飼いネコと野生のネコ科動物はよく似てます。

私たちにとってネコは小さなトラです。

体重270キロのトラの行動の原則はネコと変わらないようです。

ボールや箱で遊ぶのは大好きですね。

ネコは中に入ったり引っかいたりして遊びますが、トラの場合は一撃で破壊します。


音を立てず後をつけたり、獲物を追う様子もそっくりです。

ただしかまれたら飼い猫とはわけが違います。


この子たちに噛まれたらうでや命を失うことさえあります。



家でトラは飼えません。

しかし、猫がいれば小さなトラと毎日付き合うようなものかもしれません。