上沼恵美子さん、闇営業問題をバッサリ!
ABOラジオ「こころ晴天(12:00~14:59)」より
事務所を通さないでギャラをちょうだいかというのは、直営業と言って30~40年前は当たり前にあったんです。昔はヒロポンがよかったように。
戦後から数年間、覚醒剤である「ヒロポン」は街の薬局で自由に買うことができた。今日ではヒロポンの名前を知る人は少ないだろうが、ヒロポンは覚醒剤の代名詞として合法的に乱用されていた。
ヒロポン中毒で亡くなった方もたくさんいらっしゃいます。
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上沼さんがお姉さんとの漫才コンビで活躍していた海原千里・万理時代の話です。
デビューして17、18才くらいの頃、局のプロデューサーに頼まれて、ビルの落成に行ってくださいと言われたんです。その人は信頼おける人だったんで、「はい、わかりました」と。
事務所を通してたので直営業じゃなかったんです。
千里・万理しかいない事務所です。
ちょうど人気が出始めたころで千里・万理が呼ばれたんちゃいますか。
お姉ちゃんと2人車を降りて行くと、黒い背広の方が17、8人サーっと並んでたんですね。
私はそういうの敏感なので、葬式か?と。

完全にガラの良くない、空気が違います。
今回のスリムクラブの話しを信じたら全く分からなかったということですが、私たちの時はまるわかりでした。
それで「お姉ちゃん、帰ろ」って言ったんです。
モチロン事務所を通してるんですよ。
それでもこんな所に顔を出したらあかんと思ったんで。
それで「タクシーを呼んでください」言うたら、1人の黒の背広が寄ってきて「姉さん方、ちょっとお待ち下せぇ」って言うんです。
そして喫茶店にお茶飲んで下さいって連れて行かれたの。
昭和感丸出しであずき色のソファーの喫茶店でした。
そこには若い黒い背広の方が8人ぐらい立ってた
お座りくだせぇ、今日はご苦労様ですって言われ、アイスコーヒーを出されたんだけど私はもう帰る気だったんで、「お姉ちゃん帰ろな」って言うて、お姉ちゃんも「そやな」って。
そこへ、1番偉い人らしき人が、ご登場。
立ってる若い黒い背広の人たちを、殴る、蹴る、ひっぱたく、あずき色のソファーを投げる
びっくりして固まってしまった。
その人たちを殴ることで私たちに圧力をかけてるんだと思います。
その親分さんが「姉さん方、ご迷惑をおかけしやしたー」と言うので、もうコワくて頭の先から声出して「いいえーー」言いました。
失礼があった、だから帰ると言ってると思ったんだと。
「失礼があって申し訳ございやせん」と言われ「いいえ、失礼なんてありません」言うて。
元々漫才をやる感じではなかったんです。
「落成のお祝いの言葉を、ちょっと顔を出していたでぇて」と言われて、もうしゃあないやん。
その時は今みたいに問題になるような時代ではなかったんで。
でも私も姉も嫌だったんです。
「綺麗なビルが建つことを願っております」と言うようなことをマイクの前でしゃべって、どうも失礼しました言うて。
ほんで、黒の背広が写真撮ってくれ言うてピースサインするけど、しゃあないやん。
でも、わりと可愛らしいねん、仕草が。

帰りに偉い人に渡された名刺が、紙ちゃうねん、竹の皮やってん。
失礼やけど破ったろうと思ったけど破れへん。
ギャラはね、もらってない。
事務所には入ったかも知れないけどね。
私たちはもらってない、それは確実に覚えてます。
アイスコーヒーも飲んでない。
今回の闇営業問題の報道で思い出したそうです。
当時の事務所の社長にエライ事でしたと、局のプロデューサーにも文句を言って下さいと言いました。
誤ってきはったけど、知ってたんちゃうかな。
国会議員もいっぱい来てたな。
昔はこういう事がまかり通ることもありました。
元々、興行とはそういうもので、地域地域で縄張りがあったので、美空ひばりさんもそういう方々に守られてました。そうでないと危害を加えられることもあるので。
これからはそういう事がないようにするのは当然のことですけれどもね。
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私らが正義やと言ってるんじゃなくてね、当時はすぐにわかりました。
若い女の子だった、それですぐに帰りますって言うた。
そしたら帰れない状況をつくられた、帰りに名刺を破ろうとしたけど竹の皮の名刺で破られへんかったという苦ーい思い出。
バイトとか会社を通さないで営業しないと食べていけないとか、収入が薄いとか、芸人を8年やってますねん、だけど営業行かな食べていけませんねん言うんだったら、悪いけど芸人やめた方がええ、向いてないねん、これから30年やったってムリやわ。この世界は"人気"人の気なんです。
松田聖子さんは全国どこへ行っても満席で追加公演。
何年全盛期やってる?
サザンオールスターズ、中島みゆきさん、ユーミンさんにしても。
そういう人は稀なの。
みんななれると思うなホトトギス。
だから芸人を10年やっててもバイトしないといけませんねん、ややこしい仕事いも行かなあきませんねんと言う人はお辞め。
違う世界で頑張って頂きたいと思います。
上沼恵美子さんが箕面市の住民になった時に箕面市民会館で頼まれて10分程度の挨拶をした時の帰りに茶封筒を渡されて、そんなん受け取れませんと言って、代わりに玄関に置いてあった450円くらいのポインセチアの鉢を貰って帰ったそうです。
上沼さんは誰に忖度することなく言いたいことを言える。
そして芸能界の第一線で活躍できるのはこういった強い心と、真っ直ぐな心を持ち続けているからなんですね。
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