卓球 福原愛さん 引退会見


会見日時:2018年10月23日
場所:東京 ホテルオオクラ
報道陣:約100人
ワンピースのブランド:チェスティ
(プリントカシュクールワンピース)販売価格25,000円

福原愛 引退2

たくさんのフラッシュがたかれる中、愛ちゃんの第一声は「よろしくお願いします」でした。

続けて、「リオ(オリンピック)から2年間経っているにもかかわらず、こんなにたくさんの方にお越しいただきありがとうございます。今日は限られた時間ではございますが、皆様に、少しでも感謝の気持ちをお届けできたらと思っています」




代表質問(テレビ東京):今どんなお気持ちですか?

愛ちゃん
ー選手生活を一区切りつけるっていう発表をしてからは、いろんな人から「お疲れさま」って言っていただいたりして、すごく気持ちが軽くなりました。今は晴れやかな気持ちです。

代表質問(テレビ東京):リオが終わってからの2年間の気持ちを教えてください。

愛ちゃん
ー毎日のように気持ちが変わったりだとか、やっと決まったと思っても、1週間経った時に、やっぱ違うなっと思ってしまったりだとかして、ずっと悩み続けてきたんですけれども、自分中心ではなく、1歩引いて卓球界の事だとか考えた時、今回のような答えがストンと出てきたので、それからは迷うことがなく、やっと自分が考え抜いた決断ができたんだなって言う風に思っています。

代表質問(テレビ東京):決断の決め手となった事は何ですか?

愛ちゃん
ー1歩引いた時に自分の役割だとか、立場・役回りを考えたら、どのような事をしたら、周りの人が喜んでいただけるかを考えた時にこういった答えにたどり着きました。

代表質問(テレビ東京):ご家族に相談はされましたか?

愛ちゃん
ー母には小さい頃から、やるのも止めるのもあなた次第とずっと言われていて指導してもらっていたので、母には全て決めた後で報告という形で話しました。主人には毎日のように、練習しようかな、どうしようかなと独り言のような聞いて貰ってはいたんですけれども、最終的には決断を受け止めてくれました。

代表質問(テレビ東京):お母さまからは何と言われましたか?

愛ちゃん
ーお疲れ様、リラックスと言われました。

代表質問(テレビ東京):卓球生活26年間の間で印象に残ってる事は?

愛ちゃん
ー初めて全日本選手権で優勝した時に、表彰台から見えた景色と、ロンドンオリンピック、リオのオリンピックでメダルを獲得して、そのメダルを皆さんにお見せした時に喜んでいる皆さんの笑顔です。

代表質問(テレビ東京):卓球競技で学んだ一番大きなことは何ですか?

愛ちゃん
ー3才9ヶ月から卓球をしていて、今日こうしてこの場にお越し頂いる方たちもそうですし、いま、繋がっている全ての人たちが、卓球を通じて知り合った人たちばかりなので、ほんとにたくさんの人たちにお世話になって、支えて頂いて、育てて頂いたので・・・全てですね。

代表質問(テレビ東京):小さい頃から注目をされていて大変だったことは?

愛ちゃん
ー逆に、私の周りにいる人たち、家族だったり、親戚が、私のせいで行動範囲が狭くなってしまったり、周りの人たちに迷惑をかけてしまったことが大きかったと思うので、そういう時は辛かったですけれど、それ以上に試合で勝った時とか喜んでくれたので感謝の気持ちでいっぱいです。

代表質問(テレビ東京):泣き虫愛ちゃんと言われてたあの頃に自分に声をかけるとしたら?

愛ちゃん
ーあの頃は、泣き虫愛ちゃんじゃないもんと何回も思ってましたけど、今振り返ってみると、リオオリンピックの時もすごく泣いてましたし、やっぱり泣き虫だったんだなって。なので泣き虫愛ちゃんだよって言いたいです。

代表質問(テレビ東京):後輩たちに言いたい事は?

愛ちゃん
ー選手として一区切りつけようと思ったきっかけが、私が選手として卓球界を盛り上げなくても大丈夫という風に思えた事が大きかったので、後輩たちには何も心配していないですし、彼女たちの持ち前の明るさと元気でこれからの卓球界を引っ張っていってもらいたいと思います。

代表質問(テレビ東京):これからどういった形で卓球界と繋がっていく?

愛ちゃん
ー私は生涯卓球と関わっていく卓球人だと思っているので、先輩方から受け継いだことを後輩たちにつなげていったりだとか、Tリーグで自分にできることがあるのであれば何でもしたいなと思っています。

代表質問(テレビ東京):国民の皆さんにひと言

愛ちゃん
ー小さなころから日本中の皆様に、支えて頂き応援していただき「愛ちゃん、愛ちゃん」と呼んでいただきたくさんのパワーを頂きました。
もうコートに立つことはないかも知れませんが、皆様から頂いたパワーを、また別の形で卓球界やスポーツ界に貢献していきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

日本テレビ、ニュースゼロ(山本):卓球の普及なのか?指導者になるのか?

愛ちゃん
ー普及もしていきたい、1人でも多くの人に卓球を知って頂き、大好きになってもらいたいなって言う気持ちと、まだ一度も指導者として誰かを指導するという事をしたことがないので、まずは、しっかりと勉強してから色んな道を考えていきたいなっと思っています。

日本テレビ、ニュースゼロ(山本):指導者としての目途はいつ頃?

愛ちゃん
ーまずは周りから必要とされることがあれば、考えたいなって思っています。

報道ステーション:結婚後卓球に戻るかどうか悩まれていたのは何故。

愛ちゃん
ー自分主導の考えで、東京オリンピックに出場したい、それともしない。卓球を続けるかどうかずっと考えていたんですが、自分が勝手に感じていた役割とかいったものを考えた時に、一歩引いてみることができて、その時にこういった答えを出すことができました。

ニュースステーション:決めたのはいつ?

愛ちゃん
ー5月にはじわじわと、そういった考えが出てきて、しっかりと、自分の考えだけじゃなく誰かに伝えるっていうのに勇気が必要で、ものすごく時間がかかってしまいました。

日本テレビ ZIP:今はリラックスされていますか。

愛ちゃん
ー明日からTリーグがあるのでひっそりと(引退)と言う風に考えていたので、まさかこんなに大勢の方にお越しいただけると思っていなかったので、リラックスは全くできていないです。


日本テレビ ZIP:扉から入られた時たくさんのカメラに緊張されたように見受けられましたが。

愛ちゃん
ーはじめはものすごく緊張してて、手も震えてたんですが、今は落ち着きました。


日本テレビ ZIP:お子さんが卓球をやりたいと言ったら?

愛ちゃん
ー本人が選んだ道なら全力で応援したいなって思いますけど、バレないうちは卓球選手だったって事は内緒にしておきたいなと思っています。


日本テレビ ZIP:それは何故ですか。

愛ちゃん
ー小学生くらいになった時に温泉卓球に行って、スマッシュとかをして、「なんでお母さんできるの?」って驚かせたい。それまではバレないように、卓球をやってるのはお父さんだけだよっていうふうにしたいです。


日本テレビ ZIP:ご家族のこれからはどういう風にしたいですか

愛ちゃん
ー今も娘は台湾のお義父さん、お義母さんが見てくれていて、こうしてお仕事をさせて頂いているので、感謝の気持ちを忘れずに家族一丸となって頑張っていきたいなと思っています。

女性記者:26年間で印象に残ったのを、全日本で優勝した事をあげられたのはどうして?

愛ちゃん
ーずっと日本国内で勝つことができなくて、全日本で優勝するって言うのは私にとっては難しいことで、毎年毎年他の方が優勝するたびに、家族がすごく残念がっていたので、やっと優勝することができて、皆さんにも堂々と、日本代表だったり、オリンピック代表と自信を持って言えるようになったので、私にとっては、全日本の優勝が一番うれしかったです。

女性記者:表彰台から見る景色は?

愛ちゃん
ー表彰台に上った時に、観客席にいる家族だったり、いつも支えて下さってるコーチ、スタッフが心から喜んでくれている姿を見ることができて、頑張ってきてよかったなと言う風に思ったのを覚えています。

仙台放送(いながき):福原さんの活躍が東日本大震災の被害にあわれた方たちの力になったと感じています。何か伝えたい事があればお願いします。

愛ちゃん
ー私の出身地でもあります宮城県では小さい頃から本当にお世話になりました。宮城に帰った時には私が皆さんにパワーを渡さなければいけない立場なのに、皆様からの励ましや応援で、私の方がパワーを頂いてしまうくらい応援してもらったので、感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。

毎日新聞:次世代の卓球選手をどう見ているのか、東京オリンピックを目指す後輩たちに言いたい事は?

愛ちゃん
ー試合の結果を見て、卓球界がどんどん盛り上がってきているので、私が選手として現場に居なくても大丈夫だと思えるようになりました。東京オリンピックは私自身もものすごく楽しみにしていますし、2020年の東京垽んぷっくまで、あと2年弱ありますが、選手たちにとっては大変な時期になりますので、みんななら大丈夫だと思うのでぜひ東京の舞台で日本の皆様にいいプレイを見せて頂けたらいいなと思います。

サンケイスポーツ:指導者としての活動は日本を考えているのか、台湾でも声がかかればするのか、それと選手を離れての活動は?

愛ちゃん
ー小さい頃から中国の方に教えて頂いたり、合宿に参加させて頂いたりとかレベルアップの一環としてたくさん手助けして頂いたので、中国や、お世話になっている台湾、いろんな地域で自分ができることを全力でやっていきたいなっと思っています。
小さい頃から母に教えてもらって一度も母とダブルスを組んだことがないので、いつか母とダブルスを組んでみたいなというのと、主人のお父さんも卓球をやっているので、ミックスダブルスを組んでみたいなって思っています。

女性記者:選手ではなくなった福原さんはどんな気持ちで東京オリンピックを見ると思いますか。

愛ちゃん
ーどのような立場であっても、卓球界の役に立ちたいという気持ちは変わらないので、自分にできることは何か探しながら観たいなと思っています。

女性記者:お母さんに対してどんな思い?

愛ちゃん
ー26年間、ずっとラケットを握ってきたことで、たくさんの事を経験させていただきましたし、たくさんのものを得ることができて、勉強も卓球を通してすることができたので、私にとって恩人です。

記者(青森県):青森の思い出は?

愛ちゃん
ー青森県は、中学校、高校と6年間お世話になったのですが、とてもきれいな空気の中、毎日練習できた事を嬉しく思っていますし感謝しています。今でも青森の美味しいものを食べるのが大好きで、お取り寄せとかしてるので、時間ができたら青森に、仙台にも直接ご挨拶に行けたらいいなと思っています。

記者(青森県):何をお取り寄せしているのか。

愛ちゃん
ー1番多いのは、ホタテです。(笑)実がすごく大きいのでよかったら、皆さんも。(笑)
ずんだもちもお取り寄せできるので、ぜひ皆さんも、よければ召し上がってください。

読売新聞:発表が10月のタイミングなった理由は?

愛ちゃん
ーTリーグの開幕って言うのも大きくて、日本卓球界にとって新しい一歩となる新しいリーグで理事としてお仕事をさせて頂く中で、私一人まだ悩んでいたりだとか、自分の考えを口に出す勇気もなくいるのは、卓球界にとても失礼なことだなと思ったので、私も気持ちを新たに理事としての一歩を踏み出そうと思ったので、今回この様なタイミングでの発表とさせて頂きました。

男性記者:選手生活において自分はこんな事ができたなと思う事は?

愛ちゃん
ーいまだに、自分に何が出来たのかって言うのは自信をもって言う事は出来ないんですが、自分のプレイや気持ちが少しでも、被災地の皆さんに届くことができならなというような思いを持ちながらプレイするようになったので、もちろん勝ち負けは大事で、メダルを獲得して皆さんに見せるという大きな目標と共にひと試合ひと大会どの部分を切り取ってみても、100%の思いで愛ちゃんはプレイしてるんだと思って頂けるような試合を心がけました。

女性記者:台湾の暮らしは幸せですか?

愛ちゃん
ーはい、台湾の皆様にはほんとに良くして頂いて、とても幸せに暮らしています。

男性記者:間もなく30才をむかえると思いますが、どういう時間をおくりたいですか?

愛ちゃん
ー選手生活に一区切りをつけて、次なにしようと考えた時に、自分がいかに無知であるかって言うのを、すごく思い知ったので勉強がしたいです。いろんな事を学んで吸収していきたいなと思っています。

テレビ朝日:ブログで引退を発表して、いろんな方からメッセージがあったと思いますが、具体的に教えてください。

愛ちゃん
ーメッセージの内容は頂いたお相手に確認しないと何とも言えないんですが、平野(美宇)さん、石川(佳純)さん、一緒に戦ったチームメイトから連絡を頂いたり、逆に私から連絡をしたり、今までお世話になった方、歴代の監督、恩師の方々にお電話でご報告をさせて頂きました。

ー下に続くー

にほんブログ村 芸能ブログ 芸能ニュースへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログ 話題のニュースへ
にほんブログ村

        
 




愛ちゃんよりご挨拶

今日ここに居る皆様に、お話させてください。小さい頃からお世話になりました。
小さい頃は、カメラさんて、肩からカメラが生えてるんだと思ってたんですね、で、音声さんってお洒落で(ヘッドホン)をつけてるって思ってたんです、武器みたいなのを持って。そんな時代から、カメラがまわってない時には三脚で遊ばせてもらったり、音声さんになりきらせてもらったり、縄跳びとか自転車とかそういったものは全てメディアの方が教えてくださいました。思春期の多感な時期には、すごく冷たい態度をとってしまったりしたこともあると思うので、お許しください。
これからも、卓球界、スポーツ界をよろしくお願い致します。
ほんとうに今日はありがとうございました。
一度、みなさんとメディア交流会という事で、卓球をさせて頂いたことがあるんですけれども、意外にに卓球が上手な人が多かったので、また機会があれば皆さんと卓球がしたいと思っています。
ひとつ、わたしからお願いなんですが、今日ここにいる皆様と、写真を撮ってもいいですか?(笑)
記念に。カメラ用意してあるので、よかったら。


泣き虫愛ちゃん、最期は笑顔で。
愛ちゃんお疲れさまでした。
これからも、応援してるよ!