サワコの朝

サワコの朝

 2018年3月24日のゲストは浅田真央さん 


ピンクの組み合わせが大好きなんで!と

お洋服のピンクに合わせて緑色の椅子を選ばれました!


浅田真央サワコの朝 

生年月日:1990年9月25日 
出身地:愛知県

引退からちょうど一年。
選手としては終わって、これからはスケーターとしてのスタートです。


サワコ
ーこの前の平昌オリンピックで銀メダルをとった宇野昌磨選手が、「浅田真央さんに憧れてスケートを始めたから麻央さんがいなかったら、僕は今ココにいません」とおっしゃって話題になってましたが。


宇野昌磨選手との関係

真央さん
ー私が練習してたリンクに昌磨が遊びに来てて。

サワコ
ー昌磨が?いつ頃の事?

真央さん
ー私が12才ぐらいですかね。

サワコ
ーと、いう事は、彼はその当時まだ5~6才だったの?

真央さん
ーはい。すごくかわいくて、声をかけたんですね。
その時にお母さんがホッケーかフィギア、どちらにしようか迷ってますっておっしゃってたんです。じゃあ、是非スケートにとお話したんです。
私は、昌磨が小さい頃から見てきたので日々の成長とか、すごく感じてました。


サワコ
ー弟みたいな感じ?

真央さん
ー弟みたいな感じ。

サワコ
ー今回の銀メダルはお姉ちゃんとしてはどんな感じ?

真央さん
ー昌磨が世界で戦えるような選手になって、たくましく育ってくれて、メダルまで取れる選手になって、すごくうれしいです。

サワコ
ー直接声をかけたりとかは?

真央さん
ーしないです~

サワコ
ー遠くから見守ってます。

真央さんー

遠くから見守ってますという事を言いたいです ガンバレー!



記 憶
の 中 で ら め く


初めての大会で使用した曲

サワコ
ー今日は2曲選んでもらってますが、まず1曲目。

真央さん
ーディズニーの「ダンボ」という曲です。

サワコ
ーこれはフィギアと関係あるの?

真央さん
ーはい、私がはじめて5才の時に出た大会で使った曲です。

サワコ
ー5才?

真央さん
ー5才なので初級クラスというのがあるんです。

サワコ
ーちゃんと覚えてらっしゃる?

真央さん
ー覚えてるんです。スゴイ鮮明に覚えていて、出て行く前に先生が「頑張ってね」って言ってくれて、子どもながらに緊張してたのを覚えてます。
そのダンボの曲と衣装は今でもとってあります。

サワコ
ーこれが人生のスタート?

真央さん
ーそうだと思います。

サワコ
ー今でも滑れる?

真央さん
ー滑れます、ほとんど覚えてます。
6才、7才のプログラムってなんだったかなって言われても、ちょっと、思い出せないんですけど。

5才ですでに才能の片鱗が

サワコ
ー5才の子にコーチはどう言ったことを注意して滑りなさいって言うんですか?

真央さん
ースケートでしか味わえないスーッと1本で滑っていく感じ、クルクルまわれるとか

サワコ
ー5才でもう、まわれたんですか?

真央さん
ーまわれたんですね、スピンは8回とか

サワコ
ー5才でスケートを始めて5才で大会に出て、5才でもうスピンが8回まわれたんですか!?

真央さん
ー早かったですね。

サワコ
ー始めた途端にみんなから上手いっ!と言われたとか?

真央さん
ー母から聞いた話なんですけど、先生が真央は言ったらすぐに出来るって言ってたのは聞きました。

サワコ
ー先生に言われたことはすぐに出来ると。

真央さん
ーそうですね。



サワコ
ーそもそも5才でスケートを始めたのはお姉ちゃんの舞ちゃんにくっついて?

真央さん
ーもともとクラシックバレエをやっていて、足首を鍛えたいからスケートを始めたんです。
3才からバレエをやって5才からスケートをやってます。

サワコ
ークラシックバレエとスケートの違いはその頃どう思ってたんですか?

真央さん
ー私はスケートの方が好きでした。

サワコ
ーなんで?

真央さん
ークラシックバレエは、まず初めにバーを持って、ゆっくり始まる動作が多くて、ジッとしてなきゃいけない動作が多いので、私はスケートの方が好きでした。

サワコ
ーヒューってって行けるから?

真央さん
ーそうですね。クルクル回れるし楽しかった。

サワコ
ー大会に出て緊張しながらもきれいなべべ(衣装)を着せてもらって。

真央さん
ーそうですね、、、フリフリの衣装が着れるからスケートが好きと言うよりも、どんどん新しい技が出来るようになっていくのが楽しくて。
あと、結果がついてきてメダルが貰えたり、表彰状が貰えたりするのが、すごく嬉しかったですね。

サワコ
ー大会に出ることによって技術力が増したり?

真央さん
ー試合勘を大切にしてたので、怪我などで出られない状況でなければ、必ず出るようにはしてました。


サワコ
ー怪我はどれくらい?あんまり聞いてなかったけれども。

真央さん
ーほとんどなかったですね。

サワコ
ー管理が良かったんですか?

真央さん
ー体が柔らかいのもあるんじゃないですかね。そういうのもよかったと思います。

サワコさん
ー真央さんは、グランプリファイナル優勝しちゃうんですよね?

真央さん
ーはい。シニア(15才)で初めて出たんですけれど。

サワコ
ーこの頃の滑りはご自分ではどうですか?

真央さん
ー元気だなって思います。4分間あるんですけど、全く疲れを知りませんでした。

サワコ
ー小っちゃい頃の方が体力があるって事?

真央さん
ーはい、ありますね。フリーのプログラムを一日に何度も通してやっても疲れなかったので。
年齢を重ねるごとに、一日に通して滑る回数が減っていってました。

サワコ
ーこの快挙が日本中、世界中で話題になりトリノオリンピックに真央ちゃんに出てもらえると思ったんですよね、みんな。でも、実は年齢が何か月か足りなかったんですね。

真央さん
ー私はトリノオリンピックは年齢制限で出られないって事は前からわかってたので。

サワコ
ー悔しいとか?

真央さん
ー全然なかったです。

サワコ
ーこれだけの成績残したんだから特別枠作ってよーとか?

真央さん
ーその時にそういう話が合ったみたいなんですけど、出れたらそれは嬉しいですけど、でもそれはルールなので。自分は次のバンクーバーだって思ってました。

サワコ
ー悔しいとかは?

真央さん
ー全くなかったです。

サワコ
ー次のバンクーバーオリンピックで見事銀メダルを獲得なさった。その時の気持ちは?


真央さん
ーそうですね、その時はまだ若かったですし、自分の気持ちもすごく強かったんですね。
なので2位がすごく悔しかったです。

サワコ
ーあれもね、審査員の方々の判断ですし、いろんな大会によって審査員の方全然違うから。あれは私の方が上の点よ!っていう時はなかったですか?

真央さん
ーありました!(即答) スタジオが笑いに包まれました。

サワコ
ーどう考えても理不尽だわ!

真央さん
ーありました!
だけど、誰が何と言っても1番だって思ってもらえるぐらいな演技をしようって逆に思いました。

【オリンピックの雪辱はオリンピックで】

サワコ
ー最初のオリンピックで銀メダルをとっちゃうと次のプレッシャーがさらに重くなるわけでしょ。

真央さん
ーオリンピックはオリンピックでないと返せない悔しさだと思ってたので、ソチまでやりました。

サワコ
ーバンクーバー銀の雪辱はソチで返さなければならぬと。

真央さん
ーはい

サワコ
ー女武士のようですね。それで4年後、ソチに。衝撃的と言うか、ホントは金メダルをとると言うう風に思ってたのに16位に順位が下がっちゃうんですよね

【やるしかないと思って挑んだフリー】

真央さん
ースケート人生の中であそこまで落ちる事って、なかったんですよね。
史上初めてです。
自分の中で史上最低の順位だった。

サワコ
ーこんなに自分の感情をあらわにした真央ちゃんを見るのは、この時が初めてだったような気がしますが

真央さん
ー精神状態も限界のところだったので。

サワコ
ー限界?その時は何を考えて?

真央さん
ー最終的には、やるしかない。やるべきこともやってきたし、やれることはしてきて。
もう後は自分を信じるしかない。

サワコ
―邪念を捨てて

真央さん
ーそうですね。すごい緊張してたんですけど、曲がなったら、いつもの練習しているところにふっと入れたので。そのまま最初のトリプルアクセルにいけたので、それを降りた後で、あーいけるかもと思った。

サワコ
ーさすがに最後のジャンプを終えた時は、やった~!!みたいな、ね!

真央さん
ーバコーンと(手が)出てましたね。やっぱりそれぐらい力が入ってました。

サワコ
ーソチでお母さまがいないオリンピックを経験された。

真央さん
ーはい。

サワコ
ーずーっと、お母さまと二人三脚で来てらして

真央さん
ー20才で日常生活がいろいろ変化して、自分で車を運転したり、1人暮らしをしたり。
それまでは母と一緒に住んでて、送り迎えも母がしてくれて家事も母でした。
スケートもジャンプを一から修正し始めた時期なので両方の辛さがありました。


【選手生活から解放されてやったこと】

サワコ
ー真央さんは、もうスケートから解放されて、今までできなかった事をやったことはあるんですか?

真央さん
ーやりました。お家に居て、それこそポテトチップスを食べたり

サワコ
ーあっ!今までは太っちゃいけなかったから

真央さん
ー深夜12時過ぎてからのポテトチップスは初めて食べました。もうポテトチップスだけじゃなくてチョコレートだったり、クッキーだったり

サワコ
ーどんな気持ちでした?

真央さん
ー幸せでした。その時は幸せでした。でも、その後は大変でした。
やっぱり体を戻していくのは。

サワコ
ー太りましたか?

真央さん
ー太りました、5㎏、6㎏太りました。でもその時に戻すのが大変って思ったっていう事は、またスケートを滑るってどこか片隅にあったんだと思います。これは大変、戻すのがって。

サワコさん
ー何を始められましたか?

真央さん
ー料理教室に行ったりだとか

サワコ
ーお料理はもともと好きだったんですか?

真央さん
ー作ることも食べることも好きなので。選手の時はほとんど蒸し物だったんですけど、蒸し器の中にお野菜とかお肉を入れて食べるっていう事が多かったんですけど、今は時間があるのでお料理教室に行って、ちゃんと手間をかけて作ってます。

サワコ
ーお酒は?

真央さん
ー何度かお友達と行ったんですけど、飲んでもそこまで乱れることがなくて、強いのかなって。

サワコ
―お酒を飲んでも軸はぶれないのね

サワコさん、お座布団10枚!!!


【これからやってみたい事は】

サワコ
ー他の仕事もやってみないという意欲はありますか?女優とか

真央さん
ー女優さんは本当にムリです。

サワコ
ーわかんないですよ、私だってやったんですからね。
すいません、本当に。と迷惑をおかけしました。
歌手とかは?

真央さん
ームリですムリです。
体験したい事なんですけど、狩りをしてみたいです。
ほんとの将来の最終的な夢なんですけど、自給自足の生活をする事で。

サワコ
ー猟師の人と結婚する方が早いんじゃない?

真央さん
ーそう言うのも考えてます。自然農法の知恵を持っている方だったり、狩りの知恵を持っている方だったり、猟師の方だったり。

サワコ
ーマタギのおじさん、チャンスが巡ってまいりましたよ。
都会の生活よりそっちの方が好きなんですか?

真央さん
ースケートも全てやり切って、自分のお仕事もやり切った時に山に行きます。

サワコ
ーこれからアイスショーをお始めになるって言うのは、演目とかご自分で考えて?


真央さん
ーそうなんです。今年の5月からスタートするんですけど、まだまだ真央の滑りが見れてないよって方が多くて、自分はほとんどスケートで出来ているので、皆さんにスケートで感謝の滑りをする事が1番の恩返しかなって思いました。今、練習の真っ最中です。

【浅田真央サンクスツアー】

サワコ
ー全国各地の皆さんはどこで見られるんですか?

真央さん
ー5月に新潟から始まって全国10か所

サワコ
ー全国ツアーを始めるんですね、お値段はいくらくらいですか?

真央さん
ーフィギアスケートってチケットが高いイメージがあるんですけども、たくさんの方に見に来て頂きたいので、お値段もお安く、お求めやすい価格になっております!

サワコ
ーそうですか!ありがとうございます!
この間メリーポピンズのプロデューサーにお会いになったんですって?


真央さん
ーニューヨークの方に言ってメリーポピンズの舞台のプロデューサーさんにお会いして、お話を聞きました。

サワコ
ーメリーポピンズはエキシビションで踊ってらして、昔からお好きなんですか?

真央さん
ーはい、好きでした。踊ってる自分も元気になれる。このプログラムを滑ったのが21才。母が亡くなってしまって、振り付けの先生が、真央が元気になれる曲を滑ってほしいって、その時にもらった曲がメリーポピンズです。

サワコ
ーどんなアドバイスを受けたんですか?

真央さん
ー自分が表現したいもの、自分のストーリーをイメージして、そこに入り込むことが大切だよってお言葉を頂きました。


にほんブログ村 芸能ブログ 芸能ニュースへ
にほんブログ村

にほんブログ村 ニュースブログ 話題のニュースへ
にほんブログ村



今、心にく曲



サワコ
ーでは、2曲目。今心に響く曲を教えてください。

真央さん
ー「Wind Beneath My Wings」 歌:Lara Fabian

 




サワコ
ー私も大好きな曲です。どうしてこの曲をお知りになったんですか?


真央さん
ーこの曲も振り付けの先生から。
私がちょうど引退を決めて、次アイスショーで滑るって言った時に、今の真央にこの曲しかない、この曲がピッタリだよって持ってきてくれたのが、この曲なんです。鳥肌が立つような、、、メロディーだったり、言葉だったり、自分の心の中に響きました。

サワコ
ーうーん、あなたが風で、私が翼を広げて飛ぶっていうお話になってたんですね。

真央さん
ー皆さん応援してくださってた方が支えてくれて、私は今まで頑張れたんだよっていう、私に置き換えるとそう言う意味があるので、グッときちゃいますね。


サワコ
ー男子のジャンプも、どんどん高度化しちゃってますけど

真央さん
ー素晴らしい!時代はどんどん変わってますし、レベルはどんどん上がってますね。
羽生結弦君も4回転アクセルを跳びたいって言ってたので、もうすぐ見られるんじゃないかなと思います。

サワコ
ー真央さんはこれからは楽しませるスケート?

真央さん
ーそうですね、今また練習を始めて、選手とは違う考えを持って練習ができているので。自分が何を滑りたいか、何をしたいか出来るので、自由なフィギアスケートができてるのかなって思います
見に来てくださったお客さんに見に来てよかったなと思ってもらえるようなスケートがしたいと思います。

サワコ
ー益々のご活躍を期待しています。

真央さん
ーありがとうございました。


 とても柔らかな印象の真央さんですが、負けず嫌いで芯がある。
強くしなやかなで、木で言うと柳でしょうか。
人生の嵐や台風にも、柔軟な心で受け止め成長されてきました。
ほんとうに素敵な女性です。
本当に山に行きそうですね。

お幸せになって頂きたいと思います。
真央ちゃん大好き!